唐津焼の作家は皆独自の粘土を持っていて、作家としての独立に際してまず自分の土を探すところからである事も多く、当窯でも主となる土は近隣で採取しています。
また粘土づくりに際しても、濾す・練る等の手作業が主となります。
唐津焼の作家は皆独自の粘土を持っていて、作家としての独立に際してまず自分の土を探すところからである事も多く、当窯でも主となる土は近隣で採取しています。
また粘土づくりに際しても、濾す・練る等の手作業が主となります。
草木灰(主に藁灰)等を採取し調合します。
藁等を燃やして藁灰釉を作ります。
赤松は松脂が多く火力が強い上、熾が残りにくいため、薪窯に最適な燃料となります。
窯焚きの際にくべる太い薪をチェンソーと薪割り機で廃材から切り出します。
その際に生じた端材は素焼き用の薪として小屋に保管します。
粘土の収縮率に合わせた寸法で成形します。
完成品より1回り以上大きな寸法で成形することになります。
轆轤成形は用途により電動轆轤と蹴轆轤(けろくろ)を使い分けていきます。
施釉の際に割れ・釉薬の剥離が起こるのを防ぐために素焼きを行います。
土見せの雰囲気が良くなるため、素焼きも薪窯で行います。
釉薬によっては非常に沈殿しやすいものもあるため、釉薬を常に柄杓で撹拌しつつ作品に掛けていきます。
窯は二基あり、ひとつは父が三十余年焚いていた焼成室3つの割竹式登窯、もうひとつは父が他界する直前に築いた、焼成室2つでトレインキルンと連房式登窯を融合させた新しい形の窯です。
窯詰めする作品の種類、数、配置を図にして窯詰め計画を立てていきます。
狙っている焼き方・作品の種類や数などにより2つの窯を使い分けます。
火前と火裏それぞれに棚を組みながら作品を入れていきます。
棚板の上に籾殻をひき、作品が棚板とくっつきにくくします。
焼き上がった作品に籾殻の跡が残り見どころにもなります。
焼きに焼くという父の代からのこだわりで火前の作品に数点犠牲が出るまで焼き上げます。
温度を急上昇させると作品の割れや生焼けの原因となるため、徐々に温度を上げていきます。
熾の溜まり方や燃焼音、温度の上昇間隔を目安に適量の薪をくべていきます。
温度の上がりが鈍くなる温度帯があり、そこへ突入したら小くべ(少量の薪を短い間隔でくべる)します。
小くべで熾を貯めて、横焚きの際に温度が下がらないためのアシストとします。
この際、色見穴から黒煙が出ていないか等に留意する(還元焼成と煤により作品が変色するのを防ぎます)。
胴木の間で十数時間焚き、1の間の温度が1,100℃~1,200℃(窯や計測の位置により異なる)に達したら、1の間の横焚きに移行します。
温度計の動きや窯の天井に前後2箇所ある穴からの炎の出方で、焼成室内の様子を探りペースを変えながら2~3分間隔で3束(1束27本前後)の横くべを数時間繰り返し、ゆっくり熱量を上げていきます。
焼成室の温度が目安とする1,220℃~1,320℃(窯や計測の位置により異なる)になるまで横くべします。
熱量が高まってきたら、横くべの度にゼーゲルコーンと火前の作品のへたり具合を目視で確認をします。
1の間の焚き口に蓋をして、2の間の横くべに移行します。
1の間と同じ要領で焚き上げる。
焚き上がり後に2の間の温度が1,200℃~1,100℃(窯や計測の位置により異なる)まで下がったら、以降は冷め割れ・変色などを防ぐため、およそ24時間かけて徐々に温度を下げていきます。
窯焚き終了から丸1日以上経過後、燃焼室の蓋を開け、作品を窯の外へ取り出します。
窯の冷却中から窯出し後までの間、釉薬と素地の収縮差で「チン!」「キン!」という音とともに作品の表面に貫入が生じます。
収縮差を小さくして貫入を防いでいる工業製品にはみられない手作り特有の見どころとなります。
窯から出した直後の作品は、飛び出した石粒や釉薬のひび割れで尖った箇所が多くあります。
更に畳付きはザラついておりそのままでは使用することが出来ません。
鋭利な箇所を丸め、水漏れがないか確認して完成となります。
作品を手にした際に鋭利な箇所による怪我を防ぐのは勿論、怪我はせずとも小石のザラつきや爆ぜで触り心地が悪いのは避けていきます。
ただ、削り過ぎると表面の風合いが変わってしまうため、素材感を活かしつつの手入れが重要となります。
焼きの良し悪しや欠陥の有無により選別し、窯詰めした作品の半分が取れればまずまず上出来。
焼き上がったから全て完成品とすれば取れ高は上がりますが、作品全体の完成度は下がってしまいます。
登窯(特に割竹式)で全てきれいに取れる事は有り得ないので、むしろ納得の行く特に良いものだけを送り出したいです。
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